人を育てるには褒めることが効果的!?【ピグマリオン効果】
「子どもが言うことを聞かない…」
「部下が全然仕事を覚えない…」
と悩んでいませんか?
なんとか子どもに言うことを聞かせようとして怒鳴りつけたり、
部下に仕事を覚えてもらおうとして強い口調になったりして、
そして後で、
「あそこまで言わなくてもよかったかな…」
と自己嫌悪に陥ってしまうことはないでしょうか?
怒鳴る・叱る方が自己嫌悪に陥ってしまう一方で、
怒られた側も落ち込んでしまい、
両者にとってあまりいい状況にならないですよね。
そんな時、実は褒めて育てることがオススメです!
心理学的にも褒めて育てる方が効果が高いと言われていて、
それはピグマリオン効果と呼ばれています。
なぜ、褒めて育てることに効果があると言われているのでしょうか?
1.ピグマリオン効果とは?
周囲の人から
「期待しているよ!」
「最近頑張ってるね!」
と言われたことはないですか?
その時、あなたはどう感じましたか?
嬉しく感じたり、もっと頑張ろう!
という気持ちになったのではないでしょうか?
それこそがピグマリオン効果なのです。
人に期待するってかなり大変なことです。
時間もかかりますから。
即効性を求めるなら怒鳴りつけてもいいと思いますが、
怒りをぶつけても長期的に見たときにあまり良い未来が想像できません。
2.ピグマリオン効果の活用方法
部下や周囲の仲間、子どもには心を込めた声掛けをしましょう。
相手の間違っていることに対して、指摘したり、叱ることも大切ですが、
それと同じくらい褒めることも大切なのです。
たしかに、怒ったほうが相手はすぐ行動に移しますが、
怒って無理やり行動させても継続時間は短いです。
逆に、褒めた場合は、即効性はないですが、
長い目で見たときにモチベーションが長く保たれます。
この叱ると褒めるのバランスが非常に重要なのです。
3.ウソじゃない期待が相手のモチベーションに
「君なら絶対できる!!」
と本気で言われた時と、
「君なら絶対できる」
とテキトーな態度で言われたらどうでしょう?
ピグマリオン効果を使って、あなた自身のための期待を含ませるなら
体育会系でもない限り、表現方法を変えたほうがベターです。
部下や仲間、子どもに対して、
「何をやってんだろう…」
と思いながら「期待しているぞ!」と言っても、
それは違和感にしかなりません。
ピグマリオン効果を使うときは、心を込めた声掛けにしましょう。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで子育てや部下の教育で悩んでいたあなたも、
心から期待することの効果がわかっていただけたのではないでしょうか。
たしかに、叱ることは時には必要かもしれません。
しかし、前提として叱ることと怒ることは別物ですし、
それと同じくらい褒めることも大切です。
褒めることで自分の労力を費やすよりも、
相手の自主的なモチベーションをあげることの方が
相手にとっても自分にとってもwin-winだと思いませんか?
普段から怒鳴って相手をコントロールしていた方は
肩の力を抜いて、ピグマリオン効果でコミュニケーションを
とってみては