こころ・らいぶらりー

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マンガでわかる「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法〖読書感想/書評〗

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あなたはあなたの人生の主人公のはず!

 

 

 

「なんか嫌なこと言ったかな…?」

「悪いことしちゃったかな…」

「なんで僕(私)ばかりこんな目に…」

 

もしかしたら、あなたもこんな風に人の目を気にしてしまっているのではないでしょうか。もっと自分らしく過ごしたい!人の目なんか気にしたくない!と思っていても何をしたら強くなれるのか?

本書は周りに振り回されず「本来の自分」を取り戻すためのコツと暗示を紹介している。

 


 

 

 

1.著者情報

大嶋信頼

・心理カウンセラー

・株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役

カウンセリング・臨床経験のべ7万件以上のプロであり、ブリーフ・セラピーのFAP療法を開発し、トラウマを始めとする多くの症例を治療。多くの人が自由に生きられることを目指し治療を行っている。

 

2.「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法はどんな本?

仕事や学校、恋愛などさまざまな人間関係において、周りの人から言われた言葉で振り回されたり、モヤモヤしたりしたことはないだろうか?

さらに他人の目を気にして自分の人生を他人に捧げてはいないだろうか?

著者は「今誰かに振り回されているなら、『本当の自分』を取り戻せばいいんです!」と述べており、「本来の自分」の感覚を取り戻すと著者は以下のことができるようになるとのこと。

「本来の自分」の感覚を取り戻すと…?

 

・人間関係で振り回されなくなる

・考えてもどうしようもないことを考えなくなる

・よく眠れるようになる

・ずっと片思いだった恋愛がうまくいく

・モヤモヤしなくなって、やりたいことが見つかる

 こんな風に自分らしく過ごせるためのコツを本書では紹介している。

 

3.メモ

他人の思考や感情が入ってこないようにするには?

人間は単語やフレーズを聞くだけでも無意識の状態(=本来の自分)になることができる

著者は他人の思考や感情に影響されると、本来持っている能力を発揮できなくなると述べています。

他人と比べてしまう

「自分はダメだという思い込みは幻想」

自分らしく生きるためには、自分と他人という線引きをハッキリさせることが大切で、他人から流れてきたネガティブなエネルギーを遮ることで自分の自信やエネルギーを守る。

職場の人間関係がつらい

いつも自分ばかりが仕事を押しつけられて、やりたくないことをやらされていると感じる人は「脳の緊張スイッチ」が壊れている可能性がある

緊張してオドオドしてしまうと、周囲の人とは打ち解けられないのはもちろんですが、それ以上にいつの間にか上下関係ができてしまう。

人の言いなりになってしまう

「人からいいように利用されている」それが暗示になって実際に利用されやすくなってしまっています

 「私はいつもこうだ…」って思うことありますよね?そういったネガティブな思考が実は相手にいいように利用されていることがあるのです。

 

4.感想・まとめ

マンガになっているのですごく読みやすいと思います!簡単なコツがいくつか紹介されているので実践がしやすい内容になっています。

僕たちは早く流れている時代の中を生きているため、それについていこうとして、どうしても心に余裕がなくなってしまい、心の感覚がくるってしまいます。

自分の心に耳を傾けることで自分と周りに境界線を引くことが生きやすさを求めるための第一歩なのかもしれません。